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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第14章 忙しい時こそ…甘えたい。
いよいよ鏡也君の仕事も忙しくなってきた。
帰りが深夜になることもたびたび……
最近の平日なんて一緒に食事することも殆どなくなっちゃった。
海外アーティストのコンサートや新規のイベントがあるんだって!
仕方ないよね仕事なんだから─
1人でご飯食べてお風呂も入って…
さて何しよう!
テレビも今日はイマイチ。
チャンネルを何度も変えたってドラマばっかり
鏡也君と一緒にいると、お喋りが忙しくて…いつしかテレビもあまり見なくなったから今更ドラマを見ても…ちんぷんかんぷん。
こう毎日いないとやっぱり寂しいな!
もちろん遅くても帰っては来るけど、疲れててゆっくり話なんて出来ないから……
今日はヒロちゃんのお店も休みだから、のんびり出来るのに1人だと退屈だな。
はぁ~!
鏡也君にLINEしてみようかな?…
きっと疲れてるだろうから〝お疲れさま〟ってだけでも喜んでくれるんじゃないかな。
.♪:*:・'°☆
あっ、え?──鏡也君からだ… ピッ
「もしもし鏡也君…」
「……早いな出るの」
「今ね、ちょうど鏡也君にLINEしようかなって思ってたんだよ…」
凄いタイミングだったね。
仕事終わったのかな?
「疲れたから、ちょっと休憩」
そっか。
───なにか俺に用事があった?──
べつに何もないんだけど
今日はお店もお休みだし、暇だなぁって!
「なんだ退屈しのぎか?」
ウフッ、ごめんね実はそう。
でもね返信なんていらないんだよ。
既読が付けばそれでいいの。
それだけで少し安心するから………
「今から送ってよLINE」