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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第15章 小さな嘘
まだ待ってほしいって!
「もし竜也が浮気してたら……どうしよう」
ダメだな今は……完全に決めつけてる。
決まった訳じゃないのに…
今はそれを受け入れるだけの余裕がないって。
子供だっているし、義理の両親と同居までしてるんだ…そう簡単にはいかないのはあたり前!
でも証拠があるわけじゃないんだから、ほんとに仕事かもよ。
「そう考え込まないで奈緒美さん。また何かあったら話聞くからさぁ」
「こめんね鏡也君…こんな話」
結論なんて出るわけなくて…
ただ今日は話を聞いただけ
「もう行かなきゃね子供達が帰ってくる」
─///
奈緒美さんの車で実家に寄ると、太郎と華子は大喜びで俺を迎えてくれた!
「きょうや~!あれっお姉ちゃんは?」
「ごめんな今日は来れなくて、でも凄く会いたがってたよ」
この次は一緒に来るからな?
「「うん」」
一緒に遊んで、欲しいものだけは何とか聞き出した…
そっか弟か妹か……
「太郎、パパはお仕事忙しいのかな?」
それとなく様子を聞いてみようと思って…
「うん、いそがしいんだって」
「パパとママけんかするから、はなちゃんがダメっていったの」
「え?……そうか、困ったパパとママだな」
マズいなそれは…
早いとこ何とかしないとな!
奈緒美さんは嫌がったけど、兄貴の様子を見ようと帰りを待ってたんだけど……
「鏡也君…もういいわよ」
何時に帰ってくるか分からないからって!
仕方ない今日は帰るか。
──///
はぁ~あんなに仲良かったのに…
マジで浮気だったら葉瑠は幻滅するだろうな
弟として恥ずかしいわ!