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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第17章 募る不安
***
「葉瑠ちゃん、鏡也君を待ってるの?」
ううん、違うけど!
バイトは終わったけど、もう少しここにいてもいいでしょ?
帰っても1人だし……
「はぁ~、ふぅ~」
「………ちょっと、いい加減にしなさい」
へ?なに、洋子さんにいきなり叱られた。
何もしてないけど…?
「さっきから溜め息ばかりついて…幸せが逃げるって言うでしょ?」
そうだった?
ごめんなさい無意識だった。
───どうしたのよ?───
洋子さんと…ヒロちゃんまで私を見てる。
言えないよ、鏡也君が居なくて寂しいなんて……
言ったら絶対笑われる。
「いや別にどうもしないけど──なんかさ、せわしない世の中だよね~」
「ブァハッ…ちょっと…なにそれ。キャハハハ」
やだ、なによ?
だってさぁ……みんな仕事に追われて余裕ってものがないじゃない?
私だって仕事してた時はそうだったけど…
この時期に暇なのは私だけ?
1人だけ取り残された感が半端ないよ。
ダメだ、もう帰ろ!
考えれば考えるほど虚しくなる。
「じゃ、帰ります」
「あ、ちょっと待って」
なに?
「来週の土曜日なんだけど、暇よね?」
暇だけど…素直に言いたくないよ!
「どうだったかな~ちょっと待ってね」
スマホのカレンダーを開いて確認のふり。
──あたり前に何の予定もない。
えっと、土曜日は………
「何も書いて無いじゃない」
「……あ、やだ、ダメ見ちゃ」クスクス
また~洋子さんは…人の携帯覗いたらダメでしょ。
「ごめんごめん、じゃ10時に駅前に集合よ、いい?分かった?」
強引なんだから……はいはい、わかりましたよ。
「葉瑠ちゃん、鏡也君を待ってるの?」
ううん、違うけど!
バイトは終わったけど、もう少しここにいてもいいでしょ?
帰っても1人だし……
「はぁ~、ふぅ~」
「………ちょっと、いい加減にしなさい」
へ?なに、洋子さんにいきなり叱られた。
何もしてないけど…?
「さっきから溜め息ばかりついて…幸せが逃げるって言うでしょ?」
そうだった?
ごめんなさい無意識だった。
───どうしたのよ?───
洋子さんと…ヒロちゃんまで私を見てる。
言えないよ、鏡也君が居なくて寂しいなんて……
言ったら絶対笑われる。
「いや別にどうもしないけど──なんかさ、せわしない世の中だよね~」
「ブァハッ…ちょっと…なにそれ。キャハハハ」
やだ、なによ?
だってさぁ……みんな仕事に追われて余裕ってものがないじゃない?
私だって仕事してた時はそうだったけど…
この時期に暇なのは私だけ?
1人だけ取り残された感が半端ないよ。
ダメだ、もう帰ろ!
考えれば考えるほど虚しくなる。
「じゃ、帰ります」
「あ、ちょっと待って」
なに?
「来週の土曜日なんだけど、暇よね?」
暇だけど…素直に言いたくないよ!
「どうだったかな~ちょっと待ってね」
スマホのカレンダーを開いて確認のふり。
──あたり前に何の予定もない。
えっと、土曜日は………
「何も書いて無いじゃない」
「……あ、やだ、ダメ見ちゃ」クスクス
また~洋子さんは…人の携帯覗いたらダメでしょ。
「ごめんごめん、じゃ10時に駅前に集合よ、いい?分かった?」
強引なんだから……はいはい、わかりましたよ。