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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第2章 波乱のアルバイト
───///
「葉瑠行くよ」待って!

今日は久しぶりにお休みが取れたんだって。
ショッピングセンターでセールがあるから二人でお買い物に行く事にしたの。

近道して裏通りの商店街を歩いていると、いろんな人に声を掛けられる……

「葉瑠ちゃん、これが噂の彼氏か?イケメンだな」

ウフッ、そうでしょ?

いつも買うからすっかり仲良しになった八百屋のおじさん。

「今日はデートかい?」そうそう!
「いつもおまけして貰ってるみたいで、すみません」

「帰りに寄るからねおじさん」
「おう待ってるよ」


「葉瑠ちゃん今日はご主人と一緒でいいわね、フフッ」

あっおばさん。
またぁ~私が独身だって知ってるくせに─

ツンツン─
「鏡也君…ご主人だって」
隣の鏡也君は照れて頭を掻いてるの…ウフフ

「ちょっと恥ずかしいな、葉瑠はすっかり人気者だな」
フフッ、そうかな?
鏡也君とお喋りしながら歩いていると……

「葉瑠ちゃんモデルさんだったんだね、見たわよチラシ─いつも綺麗だけど、あれは一段と綺麗だったわよ」

「「………//」」あっヤバッ。

おばさんの言葉に鏡也君はピクリと反応する。

やっと鏡也君が忘れたとこなのに…

おばさん止めて!ブンブン
鏡也君の影に隠れながら合図を送るけど……

「え?なに?なんなの葉瑠ちゃん」

あ~そんな大きな声で。
しかも、とどめの一言

──あんなにくっついて、ご主人ヤキモチ妬いたでしょ?──

「へ?、俺まだ見てなくて─」

「なんで見ないのよ…凄く良かったわよ!あっ待って、確かまだあったはずよ!今持ってくるから」

え?──え~!?

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