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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第19章 男の恋愛心理って……
「洋子さんも乙女だったか?アハハ……アハ、ぁ」
やだ~山本さんったら。笑いすぎ
コツコツコツ…
「それはそうでしょ!三十路を過ぎたら一歳でも早くお嫁に行かなきゃ、ウフフ…洋子さん可愛いね!ねぇ山本さん?」
「…さ、さぁ、どう…なんだろうな…アハハ」
何よ、今笑ってたくせに……
それに2人とも…急にソワソワして
「ヒロちゃん!大事な日なんだから、忘れたら洋子さん怒っちゃうからね」
「「………」」
ん?ちょっと聞こえてるの?返事くらいしてよ。
「三十路で悪かったわね」え?……
後ろから聞き覚えのある声が…
……洋子さんだ………
居たの?今日早くない?
やばっ、どうしよう。
助けを求めてヒロちゃん達に合図を送るのに…
2人とも知らん顔。
〝ちょっとぉ~〟
「葉瑠ちゃ~ん♪」…は…はぃ。
いつまでも振り向かないから、また呼ばれちゃたじゃない…
もう仕方ない諦めて御説教されるしかないな!
「あ、洋子さ~んお帰り、聞いたよ……入籍したんだって?おめでとう、もうっ早く教えてよ~」ニコッ!
選挙の候補者みたいに洋子さんの両手を握って大袈裟に握手。
「ねぇ式は挙げないの?」
「……//」
洋子さんの冷めた視線…
こうなったら喋り続けるしかないよ。
「ほらっ、山本さんもさぁ、見たいでしょ?洋子さんのドレス姿」ね?見たいよね。
「えっ?あ、なんで、俺に振るんだょ……あ、そ、そうだな、綺麗だろうな洋子さんなら……」
うんそうそう山本さんいい感じ。
ほら、少し洋子さんが笑った!
「あらそう?じゃ式…挙げようかしら、ご祝儀たくさん包んでね」
「「……ぇ」」