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第19章 男の恋愛心理って……

へ？天井がなに？……

そうか。
エレベーターにも監視カメラが付いてたんだ。

こんなとこでキスなんてしたら見られちゃうね！
しかも自宅があるマンション…それは恥ずかし過ぎる。

すぐに鏡也君から離れて直立不動。
さっき抱き合ってたのは無かったことにしよ…

「今さら？」

「うん、いいの」

ブハﾊﾊﾊﾊッ…ｷｬﾊﾊﾊ
ﾁﾝ……
ほら着いたぞ！
やだ鏡也君、笑いすぎ……

アハハ、ｷｬﾊｯ…
扉が開くのと同時にエレベーターを降りると
うわっ、ビックリした……

横に人がいるんだもん。

シー「静かに」………ｺｸｺｸ
いけないもう夜中だった！

２人とも俯いたまま慌てて部屋に入った。

ガチャン……
ｷｬﾊﾊﾊ、クククッ

「さて…風呂入って寝るぞ」
「うん、すぐ入れるね」


………///
ﾎﾟﾁｬﾝ……ﾎﾟﾁｬﾝ
いつものように２人でお風呂に入って漸く１日が終わる。

鏡也君に背中を向けて大きな胸に寄り掛かった。
すぐに鏡也君ら私のお腹に腕を廻して肩に顎を乗せてくる……

「ディナー明日だよ」
「もう今日だけど」…あ、そうだった！
もう日付が変わったんだ。

「じゃ今日だね……ｳﾌﾌ、早く帰って来れる？」

そしたら〝今のところは〟……だって！
お願いしますよ鏡也君

「あのさぁ葉瑠、明日の事なんだけど…」

ん？なに…なんだか気まづそうな顔
まさか、やっぱり行けないとか…

「プレゼントなんだけど…」
プレゼント？……

「もうちょっと待っててもらってもいい？」
私の？……

いいよそんなの
ずっと忙しかったし買いに行ってる時間がないことくらい分かってるから……