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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第19章 男の恋愛心理って……
「葉瑠、勘違いするなよ!男は女よりそういう願望が少ないだけで「鏡也君もそうなんでしょ?」
ギュッ…
「こらっ、話は最後まで聞け」
私を抱きしめて後ろから顔を覗き込んでくる。
ん、だって!
「俺も最初はそう思ってた……けど今は違う。葉瑠となら式を挙げたいと思ってるから」
それって…
私の機嫌を取るために言ってるんじゃないの?
なんだか素直になれなくて
変なことばっかり考えちゃう。
「みんなに自慢したいんだ!葉瑠と結婚出来た俺はこんなに幸せなんだぞって」
んっ……それは、嬉しいけど
でも、さっき私のドレス姿は見たくないって…
「俺より先にヒロちゃん達が見るって、ありえね~し」
え……それって、
ヤキモチだったの?
「2人で見て選びたいじゃん」
そうだったの?
「ま、い~や…でも本番用のは俺が絶対立ち会うから」
もう鏡也君は~!子供みたい。
自分で言ったのに赤くなってる。
「そんな事は今はどうでもいいんだよ、ほらっ…また逆上せたら困るから出るぞ」
照れてる鏡也君が可愛くてカッコよくて
ガバッ…ザバァァン
裸のまま鏡也君に飛び付いた。
「うわっ!危ねっ…なんだよ、危ないだろ」
「大好き、鏡也君…大好きだよ」
「うん、わかった!…分かったから」
鏡也君の頭を抱えながら唇を押し付けた。
「葉瑠っ、待って」
私が身体に被さるように抱き付いたから鏡也君は私を支えて身体が沈みそう…
あ、いけない!ごめんなさい。
「ごめんね大丈夫?」
慌てて身体を離した私に鏡也君は優しく微笑んでくれる!
クスッ…「そういうのはベッドでやってな」