この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第21章 人の気も知らないで!
.:*:・'°☆
また、みんなに迷惑掛けちゃった。

いつもなら笑って聞き流すのに昨日は何故かそれが出来なかった。
あんな小っちゃな事で泣いちゃって…

後でみんなに謝らなきゃ。
洋子さんにも……

………//
昨日、お店を飛び出して歩いていたの

「葉瑠ちゃん?」ん?
あ、洋子さん。
仕事…終わったんだ…
今日は洋子さんも退職の日、送別会だったのかな?
たくさんの花束を抱えてる。

「何してるの?こんなとこで」……別になにも

泣きべそかいてる顔を見られたくなくて眼を逸らすのに、洋子さんが顔を覗き込んでくる。

な、なに?
「何かあったの?」
「ううん、何もないよ。ちょっと暑いから散歩してるだけ」

「は?なに言ってんのよ、真冬の遅い時間に散歩するバカがどこにいるのよ」

……ここに、いるじゃない。

「はぁ~行くわよ」………え?
私の腕を掴んで急に歩き出すんだもん。

「やだ…」
ヒロちゃんのお店に行くんでしょ?
みんなには会いたくない。


洋子さんは…私を見て何かを察したのかな…
「…フッ、2人で打ち上げしよっか?」

打ち上げ?2人で?

「あの、洋子さん私…」
「飲み足りなかったから…ちょうど良かったわ」

さ、行くわよって…洋子さんに腕を捕まれて近くのお店に連れてかれた。

いつまでも黙ってる私に洋子さんが…
「人に話したらスッキリする事もあるわよ」

それは、わかってるけど…

どうしよう、

あの……あのね?

「鏡也君に買った……クリスマスプレゼント……駅のトイレに置き忘れちゃって…それをみんなバカにして笑うから、悔しくて飛び出して来ちゃった」

/739ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ