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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第22章 素敵な贈り物

〝なんだよ、俺バカみたいじゃん〟
山田くんは頭を掻きながら恥ずかしそうに笑った。
そんな事ないよ。
驚いたけど…嬉しかったもん。
「葉瑠は天然の鈍感娘だからね、相手が悪かったわね山田君」
え~なにそれ~英美ちゃん酷くない?
「あのね山田くん、葉瑠は結婚するんだよ」
「え、そうなの?」
あ~うん。コクン
「そうか、きっと素敵な彼なんだろうね?」
うん、素敵な人だよ。
そこでまた英美ちゃんが言わなくてもいい事まで喋り出す…
「鏡也君っていうんだけど、もう葉瑠の事しか目に入らないような人なの、すっごくイケメンだよ。あ、でも黙ってればの話しだけど」
ウフフ、ね?葉瑠
クスッ……うんそうだね!
「そうなんだ、よ~し♪俺も早く彼女見つけるぞ」
うん、山田くんならきっといい人が見つかるよ。
「そろそろ乾杯するぞ~みんなグラス持て~」
敏之くんの音頭で同窓会が始まった。
「乾杯~♪」
「「かんぱ~い」」
まさか、こんな展開になるとは思わなかったけど
久しぶりにみんなに会えたし思いっきり笑って楽しい同窓会になった。
……//
「お~いみんな!2次会行くぞ~」
「英美ちゃん2次会はどうする?」…ってあれ?
キョロキョロ
いないと、思ったら電話中だった。
真司くんに相談かな?
「葉瑠ちゃん2次会は行くだろ?」
あ、山田くん。
私はいいんだけど英美ちゃんと一緒に来たから
電話を終えて英美ちゃんが戻って来た。
「英美ちゃん2次会だってどうする?」
行くに決まってるでしょって!ウフフ、やっぱり?
じゃ私も……「あ、葉瑠はダメ」え~なんでよ!
そんな意地悪して…

