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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第4章 さぁ帰ろう。

みんなは?元気にしてるの?
「うん、あっそうなの?」……………
はぁ~葉瑠まだ?もう、けっこう話してるぞ
─//
いくらなんでも長すぎだろ?
もう10分は話してる─
話す気満々だな?
ソファに凭たれて脚を投げ出してる。
洋子さんが相手だから簡単に切れないのかもしれないけど……
〝葉瑠、もう終わって〟
時計を指差し合図するけど、コクコク、頷くだけ。
「ん?─いるよ……えっとぉ…大丈夫」は?
今、洋子さんに長く話してて大丈夫かって聞かれたんじゃね~の?
葉瑠は片手でごめんのポーズ。
もう知らね……
ソファに寝転んでふて寝してやる。
葉瑠は携帯を片手に俺の手を握ったり、ふて腐れる俺を指でツツいて機嫌を取ってくる……
「葉瑠まだ?」シー。
チェッ……なんだよ!
寝転びながら葉瑠の手にキスしてみたけど……
クスッ、ただ笑うだけで反応が薄い。
──それじゃ面白くね~じゃん
よし……葉瑠を抱き上げて脚の間に座らせた。
〝ちょっと、鏡也君ったら…フフッ〟
「あっそうだ洋子さん─鏡也君ね~!来年の4月から本社に戻ることになったの」フフフ……
振り向いて嬉しそうに首を傾げる。
ねっ?ニコッ……って
その顔がなんとも可愛くて思わず、
ほっぺにキスしてやった。
チュッ……
葉瑠はずいぶん余裕だな。
洋子さんと話ながら俺に凭れて来る──
いいの?
そんなにくっ付いて…俺、イタズラしちゃうよ?
ずっと我慢してるんだから
葉瑠を抱えながらパシャマの中に手を入れて優しく腹を撫でてみた。
ビクッ──「んぅ…」
〝こらっ〟ペシッ、痛て!

