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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第25章 幸せの予感
♪.:*~♪:♪'°
ん~あ~電話だ。

だれ~、後で…かけ直すから…また掛けてきてよ。
♪~;・♪**〝─♪
あ~もうっ。

ピッ「は~ぃ」
「葉瑠?やだいるんじゃない」

え、あ…なんだ。お母さんだったの?

「や~ね元気ないじゃない…寝てたの?」
「あ、うん…ごめん」

怠くて横になってるうちに寝ちゃったから…
「なに、具合悪いの?」
「あ、ちょっとね、風邪みたい…」

「熱があるの?病院は?」
あ、しまった!
余計なこと言ったらお母さんが心配しちゃう。

「う、うん行ったよ。風邪だろうって…薬も飲んでるから心配しないで」

「そうなの?」うんそうそう。

なんて……嘘ついちゃった─
風邪なんて引いてないし病院も行ってないけど、そう言っておかないと

お母さん看護師だから
体調が悪いって言うとすぐ問診が始まっちゃうから。

そんなに大したことないから─
ただ最近疲れやすいだけ
お弁当作るのに早起きしてるからかな?

仕事してるときは早起きがあたり前だったのに
慣れって怖いよね。
きっと怠け癖がついちゃったんだ。

「そう?それならいいけど…続くようならもう一度診てもらうのよ」

はいはい分かってます!

「ところでお母さん─こんな時間に電話してきて話があったんじゃないの?」
「……え?そうよ忘れてた!準備は進んでるの?」

ん…あ、そっか結婚式の事ね。
後で電話しようと思っててそのままだった。

「いろいろ準備で忙しいんじゃないかと思って」
「それが全然─」

もう指輪も鏡也君が買ってくれたし、
ドレスだって決めてあるから大丈夫─

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