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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第26章 happy☆サプライズ
──//
うっ!リビングの端っこにいても珈琲の薫りが─

「葉瑠…なんでそんなに遠くにいるの?」
ブンブン…いいから気にしないで!
口でしか息出来ないから今は喋れないの。

「どした?」──ブンブン
いいよ来なくて。
部屋の隅で動かない私を不思議に思ったみたい…
鏡也君が近づいてくる。

「なんだよ…」なんでもないよ…
俯く私を下から覗き込んできた。
ウッ、鏡也君から…珈琲の薫り

ヤバい─ウッ!
口元を押さえてトイレに駆け込んだ。


バタン──ウッ

ハァハァ…今までは調子が悪くても吐いた事なんて無かったのに─ウッ!

コンコン「葉瑠?─大丈夫?」



暫くトイレに籠って漸く落ちいてきた。
ガチャ
「大丈夫か?」あ、鏡也君
ずっとここで待ってたの?─

「どした、急に」あ、うん。

えっと、言っていいのかな?
「珈琲が……ちょっと」

でもね、鏡也君は気にしないで飲んでいいからね!
私が飲まないだけだから…

「………そっか」
暫く何かを考えていた鏡也君は珈琲カップを手に持ちキッチンへと向かうと
バシャ…
え?なんで?飲んでいいんだよ。
鏡也君が飲みかけの珈琲をシンクに捨てちゃった。

「鏡也君、あの」

窓を開けて部屋の空気を入れ換えてくれる。
ちょっと肌寒いけど…新鮮な空気に気分がすっきりする

「珈琲は会社でも飲めるから」
私が辛いのに自分だけ飲むわけにいかないって!

そんなの気にしなくていいのに
ごめんね。気を使わせて

「さてとじゃ掃除するから葉瑠は休んでな」
え、でも……

「いいから早く体調戻さなきゃ」
いいの?─ごめんね、じゃ、ちょっとだけ

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