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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
俺はいつだってシタイよ…けど、葉瑠の身体が1番だから無理強いはしないし葉瑠の意見は尊重する。
「葉瑠が決めていいよ!」
「え~ズルくな~い?」
クスクス…狡くないさ、葉瑠が決めていいんだぞ?
ほら、どうする?─
「じゃあ~」
うんうん、どうする?
「今日は疲れたから、しない」はあ?
なんだよ、期待しちゃったじゃんか
「でもキスはしたい」なんだそれ?
セックスする体力はないけど、イチャつきたいらしい…
そうやって俺を生殺しにして弄ぶんだな!
チッ──よし分かった。
両手で葉瑠の顔を固定して舌を捩じ込んだ。
眼を見つめたまま歯列をなぞり舌で咥内を愛撫すると…葉瑠は顎を上げてうっとり
俺のシャツを掴んで凭れてきた…
〝きょぅゃ、くん〟ん?
キス…したいなら、いくらでもしてやる。
葉瑠をソファに寝かせて俺は床に膝立ち
顔の横に片肘ついて夢中で口づけた!
「ンン……ンッ……ウッン、ハァ~」
そんな甘い声出して…
「はぁ~、これで終わりな」──チュッ!
「ぇ、?─」
キスだけって言ったろ?
続きは、また今度
「今日は疲れただろ?もう寝よ」
これ以上やったら止まんなくなるから…おしまい。
葉瑠の前でカッコつけたけど、もう俺ほんとヤバイから…
「鏡也君?あの……」
ん?なに?
いいよ、言いたい事があるなら言って!
〝んっ─やめないで〟
俺から視線を外し、小さく呟く葉瑠の声が心地いい!
「キスを?…まだ足りない?」
ブンブン─葉瑠は大きく首を振った。
「なに?ちゃんと言って」