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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
「フフフッ」
さっきからずっと笑ってるけど
笑い事じゃないっつぅ~の…

お義母さんの知り合いの病院なんだろ?
そこで噂になったらどうすんだよ!

〝ほらあの人よ、益田さんちの絶倫夫〟とかさ
はぁ~何をしてくれてんだか!

「それじゃ俺、一緒に病院行けね~じゃん」
「え……病院?付いてきて来てくれるの?」

そのつもりだったけど……

ガバッ─うわっ!ドサッ
不意を付いて俺にタックルしやがった!

なんだよいきなり─
危ないだろ?

しかも…俺に跨がってはしゃいでる。
「ホントに?─ねぇ、一緒に行くの?」

「エコーとか見れるんだろ?」
やっぱ本物見たいじゃん。
でも葉瑠が余計な事聞くから恥ずかしくて行けね~よ。

「うそだってば、そんな事言うわけないでしょ」

ギュッ「鏡也君、一緒に行こうね、ね?」
ウフフ……チュッ。
まだ行くとも言ってないのに抱きついたりキスしたり─

それって完全に誘ってるよな!

葉瑠の足を撫でながら顔を見上げると、澄ました顔でニヤっと笑うんだよ。
ほらまたそうやって─

そういう事を平気でするから俺が苦労するんだぞ?

わかってんのかな~!─この小悪魔め!


葉瑠がその気なら俺はいいけど
先生の許可も出たことだし

「あっ!やだっ─コラッ」クスクス、なに?
俺が尻を撫でたから?葉瑠に腕を掴まれた。

「自制するんじゃなかったの?」
そうだよ。
俺は止めようとしてたんだぞ?
なのに葉瑠が誘うから

「シタいの?鏡也君」

「葉瑠はシテ欲しいんだろ?」

シタイならしたいって言え!

「私が鏡也君に聞いてるんだけど」

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