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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第28章 番外編…バレちゃった!
***
今日は妊婦検診
やっぱり鏡也君は一緒に行くって聞かないから連れて来たんだけど…

カルテを産科の窓口に出して、長椅子に腰掛けていると何やらヒソヒソ聞こえてくる。

〝あの人そうだよね〟
〝ホントだ〟

ん?私達の事?

周りを見渡すと、他の患者さんや看護師さんがこっちを見てるような気がするんだけど

ちょっとなに?
「俺ら、みんなに見られてる?」
「そうみたいだね」

はあ~!
やっぱりこの前の検診の時の事で…噂になったんじゃない?

「鏡也君があんなこと言うから」
「俺、なにかしたっけ?」
ほら、担当の医師を変えて欲しいって看護師さんに言ってたじゃない!
だからだよ。

「俺か?」……そうでしょ絶対。

鏡也君ってそんなに評判悪かったの?
って事は先生にも─

「鏡也君、今日は先生を睨んだりしないでよ……聞いてる?」
「はいはい、分かりました」

最初の頃は検診に付き添ってくれるのが嬉しかったんだけど…最近はちょっと……

だって!
先生にヤキモチって─

(女の先生に代わってもらえよ)
(いないよ、ここはみんな男の先生だもん)
(じゃ、もっと年配の先生とかさ、若すぎだろ)

若いって─高橋先生はもう40代だよ?
背が高くて優しいから人気はあるけど…

とっても腕のいい先生だからって…副院長の木下先生がわざわざ予約を取ってくれたのに他の先生になんて言えるわけないし失礼だよ。

チッ!──あ~舌打ちなんてして!

鏡也君の中では産婦人科の先生は信用出来ないんだって…
(なんでわざわざ産婦人科の医者になるわけ?)
(正々堂々と見たり触ったり出来るからだろ)

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