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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第30章 番外編…マタニティブルー!?

予定日まで3週間を切った。
はぁ~長かった、やっとここまで来たって感じ

(葉瑠ちゃん頑張ったな…もう動いていいぞ)
やっと高橋先生のお許しが出た。良かった!

実は蒼くんを預かった後が…ちょっと大変で

.:*:・'°
どうしよう!
体重が増えないように頑張って身体動かしたのに
今度は動かすなだって!

「あ~葉瑠ちゃん動き過ぎだわ」え?
〝安静にしてなきゃ早く産まれちゃうよ〟

最近、お腹が頻繁に張るから、おかしいとは思ってたんだけど─

「う~ん!頸管が短くなってるな、子宮口はまだ開いてはないけど…このまま開いてくるようなら入院ね」
うそっ!
先生大袈裟に言ってない?

「いいかい?早く産まれたら赤ちゃんに負担が掛かるからね」

「─先生、グスッ」

予定日まであと2ヶ月もあるのに
安静に過ごすようにって先生から言われて…

「ご主人に協力してもらって…あっ、そう言えば、今日はご主人は?居ないね」
あ、はい!仕事が忙しくて──
今日は1人で来たから。

コンサートやイベント
最近は帰りも遅くて検診の付き添いなんてしてる場合じゃないの!

付いてくると面倒だから気が楽だと思ってたのに…
こんな事になるとは─

─家では出来るだけ横になる
─踏ん張る動作をしない
─1人で出歩かない─それから,ets.

先生に言われて急に不安になってきた!
忙しいのに付いてきてなんて言ったら会社に迷惑か掛かるけど…

とにかく鏡也君に報告しなきゃ

トゥルルル─トゥルルル─ ピッ!
やっぱり出ないね、きっと忙しいんだ。
多分後で掛け直してくれるはず

取り敢えずお家に帰らなきゃ。

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