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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第32章 番外編…愛しのキスは蜜の味
***
散々待たされて焦らされて…
もう待てないから─

後退りする葉瑠を追いつめ腰を引き寄せた。

「なんで逃げるの?」

〝えっと、紗妃大丈夫かな?〟
大丈夫心配しなくて…センサーも置いたし
泣いたらすぐ分かるから─

もうすっかり母親だな!
紗妃の事で頭がいっぱいらしい
今までみたいに簡単にはその気になれないか?

けど、今はちょっとだけ忘れて─


部屋の灯りを消すと間接照明の淡い光が葉瑠を照らす…

「鏡也くっん、あの」シー!
葉瑠の唇を指で押さえた。

「はる?─もう黙って」
今は俺だけを見て─

顎に手を添えそっと唇を重ねた。

顔を見て、また─キスして─
触れるだけのキスを何度も繰り返した。
「葉瑠…」
「……」
切なげな葉瑠の表情
俺の首に手を回しじっと見つめてくる。

キス、足りない?
ソフトなキスに物足りなくなったのか俺の首を引き寄せて離れなくなった。

ドキドキする!
こんな気分は久しぶり
どうしようもなく興奮してる自分がいて、荒くなる呼吸を押し殺すのが精一杯だよ!

葉瑠をその気にさせるつもりが…
踊らされてるのは俺の方だ!
こっちが我慢出来なくなった!

「ンンン…うッんん」
どうにも悩ましげな葉瑠の声が堪らなくて夢中で唇に貪りついた。

「はぁ~!」
いつの間にか葉瑠は俺のシャツを握りしめ自ら舌を絡めてくる!

〝クチュ…ンンン…ハァ、ンン~〟

葉瑠の咥内を撫でながらソファの下に膝を付く。

身体を覆うバスタオルをほどくと、張りのある胸がぷるぷると揺れて俺を誘ってる!

はぁはぁ~!
ゴク
吸い込まれるように乳房を包んで揉みあげた。

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