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秘恋~ヒメコイ~
第1章 prologue
木々が赤や黄色に染まって、少しだけ冷たい空気が心地いい ───。澄んだ青空が眩しい。
今日は友人の結婚を祝うパーティー。
” 彼ら ” に会うのは久しぶりだ。
私は受付を済ませて、会場に足を踏み入れた。
たくさんの人がいる中でも、目立つ2人 ──。
周りのテーブルに座っている女性たちがチラチラと視線を送っている。
「楓!」
名前を呼ばれて、彼らのいるテーブルへ早足で向かった。
「久しぶり……圭吾」
「久しぶりだな」
彼の優しい笑顔に、心が緩む。
「直輝も……久しぶりだね」
「ああ」
ぶっきらぼうな返事に崩れない表情。
私はテーブルに置かれたゲストカードを確認して、席についた。
今日の主役 ──。
新郎、新婦は私たちの共通の友人だ。
あの頃 ──。
同じ大学に通っていた私たち。
私、秋月 楓。
瀬戸 直輝 と 鈴木 圭吾。
今日、結婚式を挙げる 池澤 祐介 と 春日 柚希。
私たちはいつも一緒だった。
そして、もう一人 ──。
花村 真帆。私の……私達の大切な友達 ──。
今日は友人の結婚を祝うパーティー。
” 彼ら ” に会うのは久しぶりだ。
私は受付を済ませて、会場に足を踏み入れた。
たくさんの人がいる中でも、目立つ2人 ──。
周りのテーブルに座っている女性たちがチラチラと視線を送っている。
「楓!」
名前を呼ばれて、彼らのいるテーブルへ早足で向かった。
「久しぶり……圭吾」
「久しぶりだな」
彼の優しい笑顔に、心が緩む。
「直輝も……久しぶりだね」
「ああ」
ぶっきらぼうな返事に崩れない表情。
私はテーブルに置かれたゲストカードを確認して、席についた。
今日の主役 ──。
新郎、新婦は私たちの共通の友人だ。
あの頃 ──。
同じ大学に通っていた私たち。
私、秋月 楓。
瀬戸 直輝 と 鈴木 圭吾。
今日、結婚式を挙げる 池澤 祐介 と 春日 柚希。
私たちはいつも一緒だった。
そして、もう一人 ──。
花村 真帆。私の……私達の大切な友達 ──。