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第2章 ＃1

翌日、私は生まれて初めて自分でメイクをした。



「やっぱり楓可愛い！真帆が選んだグロス、やっぱりいい色だね～。楓に似合ってる！」


「うんうん♡楓、ホントに可愛いよ」


「………ほんと？ヘンじゃない？」


「今度さ、服も買いに行こうよ！ワンピースとか似合うと思うんだよね～。スタイルいいし！楓、変身大作戦！」




「よっ！」

私たちがワイワイやっている所に、直輝、圭吾、祐介が合流する。


直輝と目が合って、咄嗟に逸らしてしまった。



「あれ！？なんか楓いつもと違う？」

祐介が私の顔を覗き込んで、「楓……お前って結構イケてたんだな」

と目を丸くした。