この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘恋~ヒメコイ~
第2章 #1
「だよね!楓、自信持ちなよ!ねっ!」
柚希が私の背中をバシッと叩く。
「ホント驚いた。印象変わるな。似合ってるよ。なぁ、瀬戸」
圭吾が直輝に同意を求める。
「似合わねーよ」
「は?」
「に・あ・わ・な・い」
「~~~~~!!」
直輝から、褒められるなんて思ってないけどっ!
ズキズキ胸が痛む。
いつもなら、ここで言い返すのに言葉が続かない……私、やっぱり変だ ──。
今思い返すと、あの日を境に……今まで保っていたバランスが少しずつ、狂っていったんだ。
ずっと友達でいられると思ってた。
友達でいたいと思ってた。
その気持ちに嘘はなかったんだよ ──。
柚希が私の背中をバシッと叩く。
「ホント驚いた。印象変わるな。似合ってるよ。なぁ、瀬戸」
圭吾が直輝に同意を求める。
「似合わねーよ」
「は?」
「に・あ・わ・な・い」
「~~~~~!!」
直輝から、褒められるなんて思ってないけどっ!
ズキズキ胸が痛む。
いつもなら、ここで言い返すのに言葉が続かない……私、やっぱり変だ ──。
今思い返すと、あの日を境に……今まで保っていたバランスが少しずつ、狂っていったんだ。
ずっと友達でいられると思ってた。
友達でいたいと思ってた。
その気持ちに嘘はなかったんだよ ──。