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第2章 ＃1

「あっそ。今日は私が座ってる、他座れば？」


「は？誰だよお前」


「は？あんたこそ誰よ」



言い合っていると、「何やってんだよ」と仲裁に入ったのが圭吾だった。


「楓！どうしたの？」

そこに真帆もやって来て……。



これが直輝と…そして、圭吾との出逢い。


圭吾はともかく、直輝とは第一印象はお互いに最悪。


だけど、その後も何かと彼らとは会う機会が多くて……直輝とはその度に反発していた。



私と直輝は犬猿の仲。圭吾と真帆が仲裁役。



そのうち、私たちの様子をいつも遠巻きに見て笑っていた祐介と柚希とも仲良くなって。



私たち６人は最後の学生の時代(ﾄｷ) を一緒に過ごすことになった ──。