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秘恋~ヒメコイ~
第4章 #3
約束の木曜日の夜。私と圭吾は直輝のお店にいた。


「ビールでいい?」

「うん」

カウンターに座ると、圭吾がお店の女の子に注文してくれた。


「この子。瀬戸の妹の美月ちゃん」

「え?!」

「美月です」

「秋月 楓です。直輝……お兄さんとは大学が同じで……一度だけ……会ったことがあるんだけど覚えてないよね?」



「………!私、覚えてます……っ!///」

「ホント?美月ちゃんがこんなに素敵な女の子になってるなんてビックリしちゃった」


記憶の中にある小さな女の子は、成長して素敵な女性になっていた。



「楓、美月ちゃんに会ったことあったんだ」

「………うん。昔ね」
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