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秘恋~ヒメコイ~
第8章 #7
帰り道。
缶ビールを飲みながら、圭吾が言った。
「楓は好きなヤツいないの?」
「……!げほっ!いないよ……っ!」
ビールに咽せながら、慌てて否定する。
「そうなんだ」
「どうして?」
「彼氏作らないのかなって」
「……できないよ」
ははっと自嘲気味に笑った。
「真帆みたいに可愛かったらな……」
そう……。
真帆みたいに可愛くて、素直で……。
そしたら自分に自信が持てるのに……。
「楓はもうちょっと自覚した方がいい」
「……なにを?」
「楓は十分可愛いよ」
「圭吾……いいやつだね」
缶ビールを飲みながら、圭吾が言った。
「楓は好きなヤツいないの?」
「……!げほっ!いないよ……っ!」
ビールに咽せながら、慌てて否定する。
「そうなんだ」
「どうして?」
「彼氏作らないのかなって」
「……できないよ」
ははっと自嘲気味に笑った。
「真帆みたいに可愛かったらな……」
そう……。
真帆みたいに可愛くて、素直で……。
そしたら自分に自信が持てるのに……。
「楓はもうちょっと自覚した方がいい」
「……なにを?」
「楓は十分可愛いよ」
「圭吾……いいやつだね」