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第8章 ＃7

「えー、いいの？悪いなぁ」


そう言いつつ、圭吾の申し出に甘えることにした。


「飲み過ぎんなよ」


「わかってるよ！うるさいな」


「俺がついてるから大丈夫」

圭吾が笑う。


「直輝こそちゃんと真帆送ってあげてよね！」


「………」


……無視かい！


「真帆！」


(が・ん・ば・れ！)


口パクで真帆にエールを送り、私はふたりを見送った。



「さて！これでミッション終了！私たちも帰ろっか」


「行かないの？」


「うん。圭吾飲みたかったの？」


「そういう訳じゃないけど……。じゃあ歩きながら飲む？」