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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜



とは言え、私も歩いたのはかなり前の話で‥
久しぶりに、あの辺りを歩きたい気分もある。



「車で通る時、何となく気になる店はあるんだけど、私が帰る頃はもうcloseが多いし、休みは潰れるでしょう‥」


「まあ・・
先週は東京だったね、次の休みくらいは、ゆっくり休んだ方が良い‥
過ぎてもなんとやら、久々に地下のプールで一緒に泳ぐかい??」


平日がクラスター社で占められるから、美紀の休みの日は米国の方に取られる事が多く、このひと月で休めたのは1回か2回。


幾ら若いと言えども、適度な休みは必要‥
それも含めて、週末の話に行っておいでと言ったのだが‥‥



「次の休みは予定入っていないから‥
週末の夜はホテルかマンション泊まりになるとは思う、でも朝に車を回収して帰って来るつもり」


「それこそ休みを利用して、街を見て来ても良いのでは?」


「帰って来る方が‥‥良いかな?」


「それはそれで、私は嬉しいがね」


「紀永と一緒が良い‥」


「それは私も同じだよ‥」


しっかり夕食を済ませて、何時ものコース‥
何もしなくても、こうして美紀のぬくもりを感じながら眠るだけで、幸せを実感出来る。


ほぼ毎日屋敷の私とは違い、美紀の疲労を考えると、毎度押し倒す訳にもいかなく、こうして眠ってしまう事も多々。


この間、美紀を私の部屋に連れ込んでからというもの、またすっかり2人で眠るのが癖になったというか、離せられないというのか‥‥‥



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