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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜



やって来ましたの週末‥
話通り今日の分の仕事は、紀永が出来る限りのところまで済ませ、どうしても私じゃなければ駄目な部分は、週明けに振り替え済み。



(結局、紀永頼みになっちゃったけど、やっぱり行ってみたいし‥)


紫苑さんが言う、バーに現れるイケメン‥はあまり興味が無いんだけど、同僚とアフター5の方に惹かれちゃった。


意志が固まれば行動は早く、既に紫苑さんオススメの居酒屋さんには予約済みで、すっかり行く気満々。


という事で、今日は就業時間が待ち遠しい・・


だからって、仕事を疎かにする事は無く‥
新しい受注も既に構築が終わりプログラム段階。


仕事は仕事、それはしっかりやらないと‥‥



「暁さん、ふせん借りれますか?」


「えっ?
ああ、返さなくても良いから‥はい‥‥」


「ありがとうございます」


高橋さんが音沙汰無くなった後、隣の暁さんと話す事が多くなり‥
最近は、こんな軽い会話をするように‥‥


別に誰彼構わず喧嘩は買わないよ?
出来たら、仲良くやる方が良いに決まってるもん。



「えっと‥此処と此処と此処と‥‥」


チェックした場所にふせんを貼って、今日の分はだいたい終了‥
まだ時間があるから、先には進めるけど。


もう少しだけプログラミングを進めたところで定時時間‥
こういう時、基本的に残業無しが凄く嬉しい。



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