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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜
ただでさえ留学帰りで倉原主任の娘‥
基本的に余計な事は話さず、一応これで通してる。
話せない事も沢山あるし・・・
「ねえねえ倉原さん、これ食べたら目的のバーに行こう?」
「そうだね、もう開いているのかな?」
「営業時間はしっかり調べ済み!」
紫苑さん、酎ハイ持ちながら、私に向かってピースサイン‥
本当に事前にしっかり調べてたみたい‥‥
(でも‥楽しい、こういう雰囲気‥‥)
昼間の仕事はともかく、他はやっぱり早乙女美紀だから、屋敷のプライベート空間以外は、何処か身構えている部分は、多分に‥あると思う。
今も余計な事を言わないようにと、お酒控え目だけど、紫苑さんの気さくな雰囲気は好き‥
約2年、普通とかけ離れていたからかな??
なんと、居酒屋を出るまでに、紫苑さんは酎ハイ6杯‥
此処にも隠れ酒豪が居たよ、私の方は確信犯的に控えているだけだけど‥‥
「歩き10分!」
「はいはい‥」
「倉原さん、もっと明るくー
漸く気になるバーなのに‥」
「へっ?
私‥これで普通‥‥」
「テンション上げよう!」
「・・くすっ・・」
めっちゃハイテンションの紫苑さんを連れて、居酒屋から歩いて10分程のバーに行く事に‥
私は殆ど酔ってないから、歩くのは問題無いんだけど、紫苑さん‥どうなんだろう??
見た感じは酔って‥という雰囲気じゃないんだけど、仕事とは全然別ノリ‥
酔ってるか、酔ってないか、判断付きにくいなぁ‥‥
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