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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜
でも、後ろ姿しか見えないけど、背が高く細身‥
整髪料で髪にクセを付けている感じで、服装もシンプルだけどお洒落な感じ。
身近で誰が一番近いかな?
紀永‥うんん、遠藤さんが一番近い、後ろ姿だけだけど‥‥
「うわー
女性の耳元で話し掛けたり‥凄い女性慣れしてる感じ‥」
「本当‥
これだから噂になるのかな?」
紫苑さんも私も、色々言いながらも、その男性のやり取りから目を離せず‥
女性が座る椅子に手を置いて、耳元で口説く仕草‥‥‥って、あれ??
(・・・
何となくだけど、紀永のやり方に似てない?)
あっちは不特定多数じゃないけれど、よく私と2人きりの時に、紀永がよくする仕草‥
これと似てると思うのは、私の気のせいかな?
(考え過ぎ?
紀永も、その気になると、こっちが恥ずかしくなるような言葉を、直ぐ出すし‥
そういうのは、めちゃくちゃ上手いよね紀永って‥‥)
比較対象が、ちょっと違うような気もするよ‥
だけど、私から考えても、紀永のあの言葉‥普通の女性なら、完全ノックアウト‥‥だとは思う。
それだけ破壊力十分な、穏やか紀永の口説き文句‥
私だって、何度負けた事やら・・
「何となく乱入したいと思うのは私だけ?」
「し‥紫苑さん!?」
それはちょっと‥
あれに割り込むのは、相当勇気がいる‥‥の前に、紫苑さん‥カウンター席に向かって歩き出した!?
「うそぉー‥」
つい、紫苑さんの行動力に、最近は止めている、前の口調が‥
そして‥本当に声を掛けたし、もしかして本当に酔っ払っているの?
カウンター席の男性も、紫苑さんに声を掛けられて、こちらに振り向く‥‥‥
「・・・・・えっ!?」
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