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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜
どうしよう!?
例の男性を見た途端、倉原さんがバーを出て行ってしまった‥
もしかして知り合いだったのか、男性の方も後を追い掛けるように外へ‥‥
私も後を追う為に外に出たのだけど、倉原さんも男性も見当たらず‥
どうしよう、私悪い事をしてしまったのかしら!?
「何処‥行っちゃったの‥‥」
この辺りは殆ど歩いた事が無いって言っていたし、考えられるとしたら‥本社??
(でも、お酒飲んでるから車は乗らないでしょうし、そうホテルに当てがあるって言ってたわ!)
この辺りだと、EAホテルの他に、ビジネスホテル系まで沢山あるにはある‥
1つずつ探す訳にもいかなく、倉原さんだったら、どのホテルを選ぶだろう??
「じゃ、ホテルの方向よね‥‥」
どうしたら良いのか分からず、とりあえずホテル系密集地の方角へ‥
でも倉原さんの姿は見当たらない‥‥
「・・・あっ、あれ!」
少し前を歩いている2人組! 結城さんと暁さん!!
此処は力を借りようと、歩く2人に追い付く為に、後ろから走る!
「結城さん!暁さん!」
「・・・あれ‥神さん?」
「お‥追い付いた‥
2人共、歩いている時に倉原さんを見なかった?」
「倉原さん?
見てないけど‥‥」
「俺も‥
倉原さんがどうしたんですか?」
「それが・・・・」
手早く簡潔に、先ほどのバーでの経緯を説明。
「知り合い‥だったのかなぁ?」
「倉原さんの知り合いの‥男性‥‥」
結城さん暁さん共、少々複雑顔‥
それは分かる、私も驚きだったもの。
「でもさ、ちゃんと行き先があって行動しているなら、倉原さんなら心配は無いと思う‥
それよりも、神さん1人も危ないから、俺達がホテルまで送る」
「・・・そう‥ね‥‥」
行き先があるなら‥
私は結城さんの言い分を信じる事にし、3人行動でホテルに向かう事にした。
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