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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜



"ガチャ・・・"


あの後、凄く走って漸くマンションに‥
着いた時には息も切れ切れ、それくらい脇目も振らずに、ただ此処に着きたくて走った。



「はぁ‥はぁ‥はぁ‥はぁ‥‥」


照明を点けて中に入っても、誰も居ない事くらい分かってる‥
だけど、人と会うホテルより、今はこっちの方が良い‥こんな顔なんて誰にも見せたくないから。



「はぁ‥‥‥」


適当に鞄を置いて、上着だけ脱ぎ捨ててベッドの上に乗り、膝を抱えてうずくまってしまう。



「・・・
どうして‥‥
違う‥理由なんて分かるじゃないの私‥‥」


18才の私と同じ事‥


誰かに抱かれて、少しでも忘れていたい‥
それを遠藤さんに置き換えれば、答えなんて簡単に出て来る。



「本当に学習能力0だね、21にもなって‥
今頃気付くなんて‥‥」


遠藤さんがあんな事をしている理由‥
それは‥‥私のせい‥‥


紀永にもオリバーさんにも見た、愛情と劣情の瞳‥
遠藤さん‥隠すの上手過ぎるよ・・・



「このままじゃ‥遠藤さんが‥‥‥」


18才の私のような思いはして欲しくない‥
だけど私は、遠藤さんの気持ちに答える事も出来ない‥‥


じゃ‥手を出すなって事?


そんなのは‥‥嫌‥‥


私に取って遠藤さんは、紀永やオリバーさんと同じくらい、信頼している大切な人。



「ちゃんと‥‥話さなくちゃ‥‥」


私が逃げたら、遠藤さんはずっとそのまま‥
その前に、紀永は知っているの??



「・・・・・」


無意識に手が伸びる‥
今日は使わないと、鞄の一番底に入れていた、お守り替わりの携帯端末に‥‥‥



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