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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第6章 遠藤との噂と心配の夜
取り出したけど、少し迷う‥
これを紀永に聞いて良いの??
もし知らなかったら、私だけじゃなく、紀永との関係も悪くなってしまう事に‥
「・・うんん‥‥
紀永は‥多分知っている・・・」
よく人の行動を見ているのが紀永‥
その分、感も凄く良い‥‥
そんな紀永が気付いていない筈が‥無い。
「・・・・・」
履歴から発信ボタンを押す‥‥紀永へと‥‥‥
最近では珍しい1人の時間‥
今日は遠藤も明日休日という事で、屋敷から外出中に加え、美紀もホテルかマンション泊まり。
久しぶりに私室の端末に向かい、新しいプログラムでもと模索していたら、プライベート携帯の着信音・・
「??
珍しいね‥‥」
めったに着信など無い、携帯端末に手を伸ばせば、相手は美紀のよう‥
同僚との付き合いが終わったのかな?
「・・もしもし‥‥」
『・・・
紀永‥‥あのね‥‥』
??
何か様子が変な美紀の声‥
携帯端末を持ちながらも、目の前の端末で美紀のGPS信号を検索してしまう。
「どうしたんだい美紀?」
『・・・
同僚とバーで飲んでいたら・・・遠藤さんを見掛けた・・
それも女性を口説いて・・・』
「遠藤が??」
それはまた‥
とんでもない鉢合わせ‥‥
『・・・紀永は‥‥知っていたんでしょう、遠藤さんの気持ち‥
知らなかったのは‥‥私だけ‥‥‥』
「美紀・・・・・」
バーで鉢合わせして、遠藤は美紀に何か言ったのだろうか?
でなければ、美紀がこんな事を言い出す筈が無い‥
そして遠藤の女性関係‥‥
(・・・
発信は‥マンションか‥‥)
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