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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
美紀のジャンクフードという話に付き合い、久々のハンバーガーなどを堪能し、もう一度街に出た。
「次は何処に行く?」
「うーん‥
欲しい物って少ないから・・・」
「美紀もあまり買わない方だね」
「うん、必要な物は揃っているから、買うって言葉が‥
紀永何かある??」
お互い物欲に欠けるのは、もう性格としか言いようが無いが‥
まあ‥早乙女邸内で足りない物など殆ど無い、これも物欲が薄い理由。
「そう‥‥
たまには本屋‥かな?
何時も定期購読ばかりで、新しいという言葉が無い」
「それは言えてるかも‥
じゃ、本屋に行こう?」
「ああ・・」
確か、大型書店は通りを回って向こう側‥
美紀を連れて道路を渡り、改装中らしい工事現場に差し掛かる。
「どんなジャンル?」
「ん?
・・・何にしようかね・・・」
こればかりは見てみないと分からない‥
好みはあるが、それがあるかどうか‥‥
そんな事を漠然と思っていたら、工事現場の上の方‥2階から3階程度の高さ部分に、木‥店舗用の支柱に使う物なのか?
その支柱が歩道側にグラ付き傾くのを見た‥
そして、その真下には人が‥‥!?
「っっ!?」
反射的に、真下の人に向かって走り出した!
傾き具合から、下に落ちるのは時間の問題‥
真下の人を、なりふり構わずに、こちら側に引き寄せられれば‥‥
「紀っっ!?」
美紀が何かを叫んだようだが気にせず、私はその人‥男性に向かって渾身の力を籠める!!
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