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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
「仲間が居たみたいだ、後は大丈夫だろう‥
・・・行くよ?」
「・・・・・」
男性の言葉に、彼女は頷くだけ‥
やっぱり倉原さんじゃ無いらしい、他人の空似‥倉原さんにしては大人し過ぎる。
「あ‥あのっ!
ありがとうございました!!」
「ああ・・
怪我が無くて良かったよ、じゃ‥‥」
俺の挨拶に軽く手を振るだけで、2人は行ってしまった・・・
「・・・結城?」
「あ‥?
凄い人っているんだな‥
・・・ああー!名前聞きそびれた!!」
助けてくれた人なのに、名前すら聞かないって、俺‥馬鹿じゃね?
普通は名前を聞いて、しっかりとお礼を言うもの、あまりの出来事に、大人的マナーすら吹っ飛んでた・・
「・・で、倉原さんと別人だった・・」
「ああ‥
みたいだなぁ‥俺達を見ても無反応だし‥
やっぱ彼氏彼女?
男性の方は、細身なのに凄く鍛えているみたいで、20代後半くらい‥なのかな??」
「倉原さんに似た女性は、20そこそこのようだった」
「それくらいの年の差ならアリだろ?
目の前で見たら、更に目を惹く2人組だった‥つか、格好いいし‥‥」
「まあ‥あの行動は凄い‥‥」
「だろ!だろ!
憧れるなぁ‥ああいうタイプは‥
男でも憧れの対象として見れる、ああいう風になりたいって‥‥」
男の中の憧れが変わった‥そんな感じ‥
プログラマーだけじゃ無く、しっかり鍛えたいって思ってしまう。
「結城は結構影響を受けやすい‥」
「良いじゃん!
凄いものは取り入れろだって!!」
何時までも茫然としている訳にもいかず、本社に向かって歩き出す‥
あっ、ちゃんと暁に昼飯は奢ったけど・・・
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