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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
「・・・・・」
「・・・・・」
結城さんと暁さんと別れて、どれくらい歩いただろう?
「・・・
そろそろ良いかな‥美紀?」
「・・はぁ‥
ビックリした、紀永も凄い無茶!」
「反射的に身体が動いたんだよ‥
美紀‥知り合いだったね?」
あっ‥やっぱりバレてるし‥‥
「同じシステム課の結城さんと暁さん‥
紀永が助けたのが結城さんで、後から来たのが暁さん、特に暁さんはデスクが隣だから、声を出したら‥‥」
「美紀だとバレていた訳かい?
だから話さなかった」
「そう‥
紀永の事、どう説明して良いか分からなかったから、つい無言を通しちゃった・・」
親子は通用しないし、彼氏は居ないって言い切ってるし‥
どうやって紀永の説明をしたらと思ったら、最終的に言葉が出なかった。
「杉田季永でも良かったんだよ?」
「彼氏居ないって言っているし、あまり繋がる事を言うのも不味いかなって‥‥」
あのアトリエの秘密を知っているだけに、知り合いの画家という言い訳もしたくないというか‥
うん、説明に困るが一番合ってる。
「まあ・・
出来る限り離しておいた方が良いが‥
彼氏無しというのも面倒ではないのかい?」
「・・どうして??」
彼氏が居るなんて言ったら、余計に騒がれるもん‥
暫くは居ないで通す気満々なんだけど‥面倒?なんで??
「美紀‥‥
少しは危機感を持って欲しいね‥
自分が、かなり美人の部類に入るという自覚すら無いのはなんとも‥‥」
「へ?
私が美人の部類??
・・・無い無い・・・」
「・・それだよ・・」
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