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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?



紀永‥目頭押さえ溜め息まで点いて‥
私、そんなに変な答え方したかな?



「十分以上に美人の部類なんだよ‥
何時までも高校生の時の美紀じゃない、多少は私のせいでもあるが、今の美紀は必要以上に男性を引き寄せる‥性的な意味でね・・・」


「えっ!?」


「やはり自覚が無い‥
大人の魅力‥というべきかな、その気がある男性が見たら、奪いたくて堪らなくなる魅力が美紀にはある‥もう少し自覚を持って欲しい、間違いが起こらない内に‥‥」


私って‥‥そんな風に見えるの!?


大人の魅力‥それは早くから紀永と関係があったせい‥
うんん、18才のあの誤ち、不特定多数の男性経験、それもそういう風に見える理由??


確かに性的と言われたら、思い当たる事は多少は‥‥ある‥
紀永はともかく、昨日の遠藤さんとか、それにオリバーさんの事も‥‥



「私‥‥本当に無自覚に‥‥」


「その為の伊織だったのだが、1社員をしている美紀に伊織は手が出せない‥
それに伊織自身の問題もある‥‥どうしたものか‥‥」


「私は‥‥興味が無いのに‥
うんん、相変わらず駄目」


話すのは普通に出来るけど、あまりにも近くに寄られるとか、触れられるのは駄目、怖いって思ってしまう‥


知らず避けている私だけど、遠藤さんとオリバーさんだけは大丈夫だった。


それなのに・・・



「美紀自身にその気が無くても、独身彼氏無し、しかも美人で魅力たっぷりと来たら、言い寄る男性の1人や2人出て来るよ‥
逃げ切れるかい、信用している男性以外苦手な美紀が??」


「・・・・・」


紀永の言い分は最もで、私は反論1つ出来ない、あまりにも的確過ぎる。


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