この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第7章 休日の街は危険だらけ?
とりあえず仕事部屋で‥
美紀様にコーヒーはと聞いたら、やんわりと拒否された、本当に普段の美紀様ならあり得ない事・・
「遠藤さん、本題良いですか?
何時までも逃げても仕方無いので‥‥」
「分かってはいます‥
私は美紀様に、とんでもない事をしてしまいました」
「問題はそこじゃないんです、気付いてないんですか?
本社内で噂になっている事・・」
「噂‥とは??」
話し方まで‥
美紀様本人かと疑うくらい、今の美紀様はキツい言い方‥‥
それに噂とは??
「休日前の夜、あのバーに黒髪眼鏡の男性が、女性を誘いに現れる‥
幸いまだ遠藤さんだとは気付かれていません、だけどあまりそういう噂を聞く事が無い、私の耳にまで入って来ました」
「それは‥社内全体に広まっていると‥‥」
「多分そう思います‥
そして紀永‥いや、会長から早乙女外戚として世間に出てしまっている以上、表立っての女性問題は不味い、それだけは言われました」
「会長が‥‥」
美紀様にそう話した‥
それに美紀様が会長と呼んだところを見れば、美紀様は会長からの話で、正式に私の元にやって来ている‥
だからこそのこの口調‥‥
「女性と遊ぶのに制限は付けたく無い‥
でも公に発覚するのだけは、認める訳にはいかない、それが会長の判断、そこは私も同意します‥‥
私だって、遠藤さんのプライベートに、どうこう言いたい訳じゃありませんから」
「私は・・・」
「・・・
どうしての理由も聞きました、遠藤さんが私の事をどう思っているのかも‥
ずっと気付けず、ごめんなさい‥‥」
会長はそこまで美紀様に話した‥
もしかしたら、ワザと話したのだろうか??
・