パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 順風満帆なのだけど‥

「会長から少しだけ祖父の話を聞いた事はありますけど、本当に穏やかで頭の良い方だったみたいですね‥
あまり人を誉めない会長が、祖父だけは素直に誉めていましたから」


「あれで病弱でなければ、今の会長は兄貴だっただろう‥
そんな兄貴が本気で怒った‥俺も驚いたなあれは‥‥
お陰で倒れられてしまい、流石の俺も観念した、それから１社員からやり直したんだよ」


「なんか意外です‥」


今の朔夜叔父様を見て、口は悪いけど、そこまで悪印象は無いのに‥
それに紀永が表に出ない分、他企業との交渉は全て朔夜叔父様、こういう時の話し方は普通って聞いてる。



「意外か？
紀永は兄貴に似てるだろ‥仕事を挟まなければだが‥」


「そうですね‥
プライベートでは穏やかな人ですね、殆ど怒るという言葉が無いくらい‥‥」


「その穏やか部分が内に外にが兄貴‥嬢ちゃんの祖父だった‥
・・・そういえば１つ聞いて良いか？？」


「？？？」


朔夜叔父様が私に？？



「同じ祖父‥兄貴の方は話しているみたいだが、もう１人の方は紀永は話しているのか？」


「・・・
基本的には‥
皇専務の事ですよね？
最低限の話は聞いてますけど、あまり深くは話しません」


「紀永の事だから、皇の方は話さないかと思った‥
それでも深くは語らずか、長く確執があったからな、皇の事は話したく無いんだろう」


「確執？？」


「嬢ちゃんの認知問題と、皇の娘の事故‥
それで紀永と皇は反発し合っていたんだ‥‥
今、皇はこちら派だが、一時的田野倉の方に傾いた事もある、紀永も話したく無いんだろうよ」


「そんな事があったんですか‥
最低限しか聞いていない私は、確執があったなんて知りませんでした」


・