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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥



『は!?
遠藤が女遊び!?』


今までの伊織の行動から考えば、驚きは当然だとは思う。



「朔夜叔父、伊織だとて男だよ‥
遊ぶなとは言わないが、美紀が伊織を見付けたのは、社内の噂から‥‥
流石にそこは注意した、伊織も反省していた事だし、せめて見付からないように遊んでくれれば・・」


『全く遊ばんと思っていた‥
紀永といい遠藤といい、何時の間にかしっかり遊んでやがる』


「今の私は出ていない、そんな気になれないともいうが‥
伊織はまだ若いからね、早乙女邸ばかりでは鬱憤も溜まるだろう」


やれやれ、話が面倒な方向に‥
既に4年、街になど出ていない‥美紀1人で後は目にすら入らないというのに‥‥



『お前にそれを言われるとは‥
俺の年でさえ、たまには遊ぶぞ?
やっぱり聖人君子か??』


「懐かしい話を‥
今はそれどころではない、こう言った方がいいのかね?」


『・・・
どうなっているんだ早乙女邸内は・・』


「遊びより、美紀のプログラムに追い討ちを掛ける方が面白いのだよ‥
能力は私以上、毎日会長室で悲鳴を上げていないかい?」


少し話を変えないと、こちらが危ない‥
幾ら朔夜叔父でも、これだけは言う訳にはいかないのだから。



『必死にキーボードを打ってるな‥
全部お前の差し金かよ』


「それだけの能力はある、私はただ方向性を示唆しているだけで、構築してるのは美紀の方‥
とはいえ、同じプログラミングでも、私と美紀では得意ジャンルが違う、良い意味で刺激になるよ、まだまだ負けていられもしない」



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