この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥



「共有スペースで、葉山さんと話をしていましたが?」


「葉山と?」


という事は、先ほどの朔夜叔父の話‥
早乙女関連は、遠藤に聞くより葉山の方が早い。



「お呼びしますか?」


「いや、話があるのだろうから行った‥
それならば、私が止める理由も無い‥私の方は3階に戻る」


「分かりました」


場所が分かればまあ‥
葉山の事、そこまで都合の悪い話はしないだろう‥
頃合いを付けて、もう一度美紀の部屋に行けば良いだけの話。


そう見切りを付け、雑誌の続きを読むべくリビングに戻る‥
それにしても、朔夜叔父は毎日会長室に入り浸りなのか?



(あまり余計な事を、耳に入れて欲しくは無いのだが‥)


今はまだそんな時では無い‥
感が良い美紀の事、情報量が増えれば勝手に次へと考えてしまう。


天才の習性‥
1つ分かれば次々と暴くのが、天性の才能。



(もう少しこのままで‥)


居られないものなのか?


美紀を手放せない私には、現実は些か不利‥
絡む思惑に、まだ美紀を巻き込みたくは無く、もう暫くの間で良い、今のままで‥そう思う私は高望みなのだろうか??



(欲張りになったね私も‥)


あまり多くは望まなかった私に出来た、唯一の望み‥それが美紀‥
早乙女邸で一緒に居られれば‥それを半分崩した私が考えるべきでは無いのは理解している。


だが、頭と心は反発する、美紀の幸せか私の心か‥大いなる葛藤‥
一度手放してしまえば、二度と戻らないと分かっているが故に・・・



/755ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ