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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥



「はぁ‥
あまり考えない‥‥」


「へ!?
やだっ私っ!?」


久しぶりに見た美紀の考え癖、集中力を途切れさせるには‥こう後ろから抱き締めてしまえば良い。



「考えない、まだ先の話だろうからね‥
今はシステム課の方‥違うかい?」


「それは上手くやっているもの‥
最近はチームメンバーにも選ばれて、予想以上に順風満帆」


「ああ・・
エンジニア部と合同の‥
あれに参加しているのかい、選抜基準は厳しかったと来ていたが‥‥」


本当に倉原美紀としては順調そう‥
あの依頼はかなりの大口で、社内選抜も能力が確かなのが選ばれいる筈。



「結城さんと合わせて、メインプログラマー中‥
何も問題ないよ?」


「前に助けた彼か‥
意外に能力が高いようだね」


「内部だし今回はサブリーダー‥
腕は本物だもの、堀之内部長がサブリーダーにって言ったのも分かる」


「そう‥堀之内がね‥
では安心かな?」


堀之内自体、昔から腕は本物‥
その堀之内が任せるのであれば、あの結城という人物は、かなり将来有望株。



「紀永・・・」


「ん?」


「1つ聞いて見たかったの・・」


「なにをだい?」


「堀之内部長を知っているの?」


「・・知っているよ‥
私が本社時代、堀之内‥当時は堀之内課長か‥一時期上司だった‥
私の方が課長に上がってしまって、同等にはなったが、私の方が直ぐ外に出てしまったんだよ」


「じゃ‥前にシステム課で紀永を知っている人って、やっぱり堀之内部長だったんだ」


「ああ・・
後は入れ違いだが倉原もだね」


簡単に気付かれたか‥
まあ当時から居るのが、もう堀之内しか居ないという理由もあるのだが‥‥


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