この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥
「倉ちゃん、チェックお願い」
「はい結城さん」
会長室での話と、早乙女邸での話はともかく‥
日中の私はシステム課の1社員。
今日もチームで作業中、すっかりチームメンバーとも打ち解けたし、端末2台同時に使わせてくれるから、仕事も早い。
因みに選ばれたのは、私と結城さんだけで、後は中間クラスの社員さんばかり‥
高橋さんや暁さんは、チームに選ばれ無かった。
「チェック大丈夫です」
「うわ‥相変わらず早い」
「結城さんも早いですよ?」
「倉ちゃんには負けるよ俺‥
まさかの2台同時操作、米国ってそういう事も教えるの?」
「個人差かと‥
一応並列での学習はありましたけど、選択制でした」
結城さんは、最近すっかり私ばかりを頼る‥
仕切られていない席も隣だし、堀之内部長にまで"相性ありそうだし、良いんじゃないか"なんて言われる始末。
「俺2台目はチラ見程度だもんなぁ‥
複数操作覚えれば良かった」
「今からでも大丈夫じゃないんですか?」
「どうだろ?
既に慣れたもんを変えるって、結構難しい」
「まあ‥そうですよね」
私が複数操作を覚えたのは、18才になってから‥‥なんて言えないよ‥
執務室って3台並列なんだもん、必要性を感じて覚えたって感じ。
ほら、あの頃は早乙女邸で紀永の手伝いをしていたから・・
「此処まで終わったら休憩する倉ちゃん?」
「そうですね‥
丁度昼時間も抜けましたし、ゆっくり食べれそう」
例の昼休みの件‥
今特別チームをしてる、私達からサンプルとして始まった。
という理由で、昼休み時間は許容範囲内であれば、自由にズラす事が出来る事に‥
・