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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥



「あれ?
倉ちゃん先に食堂から出たのに??」


「ちょっと寄り道です」


「さっきの謝るから、機嫌直して‥
俺が悪かった!」


「ゆ‥結城さんっ、恥ずかしいですからっっ」


小会議室に戻って来た途端、結城さんの平謝り‥
のだけど‥周りの目が痛いしっ!?



「じゃ、許してくれる?」


「はぁ‥分かりました」


うん、これは完全に結城さんの作戦勝ち‥
この場で怒ったら、私が悪者だよ絶対・・・



(やられたかも‥)


倉原父に時間を取った為に、会議室に戻って来たのは時間ギリギリ‥
その間に、結城さんに仕込まれたよ。


軽そうに見えるけど、結城さんはかなり頭の回転が早い‥
そこ注意しとくんだった。



"カタカタカタカタカタ"


昼休みは昼休み、仕事は仕事‥
昼休みが終わって、プログラミングも再開、総纏めは結城さんに任せ‥私も手伝うけど、私達はブロックに分かれてのプログラミング作業。


こういう人数が多い、合同作業ってやった事が無いから、私も少し面白い。


今までは1人か紀永と2人‥
米国では、たまにオリバーさんがサポートしていたけど、やっぱり基本は1人だもの、こういう分担作業は未知の世界。



(だから普通の社員って‥‥)


私がまだ知らない事、やった事が無い事が沢山‥
これも此処に居ないと出来ない話で‥‥私、何時まで居れるのかな?



(・・・
最近そんな話が多かったから・・・)


出来る事なら、このままシステム課にずっと居たい‥
でも無理なのも理解しているから辛い。



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