この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥
「あれ?
倉ちゃん先に食堂から出たのに??」
「ちょっと寄り道です」
「さっきの謝るから、機嫌直して‥
俺が悪かった!」
「ゆ‥結城さんっ、恥ずかしいですからっっ」
小会議室に戻って来た途端、結城さんの平謝り‥
のだけど‥周りの目が痛いしっ!?
「じゃ、許してくれる?」
「はぁ‥分かりました」
うん、これは完全に結城さんの作戦勝ち‥
この場で怒ったら、私が悪者だよ絶対・・・
(やられたかも‥)
倉原父に時間を取った為に、会議室に戻って来たのは時間ギリギリ‥
その間に、結城さんに仕込まれたよ。
軽そうに見えるけど、結城さんはかなり頭の回転が早い‥
そこ注意しとくんだった。
"カタカタカタカタカタ"
昼休みは昼休み、仕事は仕事‥
昼休みが終わって、プログラミングも再開、総纏めは結城さんに任せ‥私も手伝うけど、私達はブロックに分かれてのプログラミング作業。
こういう人数が多い、合同作業ってやった事が無いから、私も少し面白い。
今までは1人か紀永と2人‥
米国では、たまにオリバーさんがサポートしていたけど、やっぱり基本は1人だもの、こういう分担作業は未知の世界。
(だから普通の社員って‥‥)
私がまだ知らない事、やった事が無い事が沢山‥
これも此処に居ないと出来ない話で‥‥私、何時まで居れるのかな?
(・・・
最近そんな話が多かったから・・・)
出来る事なら、このままシステム課にずっと居たい‥
でも無理なのも理解しているから辛い。
・