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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第8章 順風満帆なのだけど‥



「倉ちゃんの追い付きたい人かぁ‥
プログラマー?」


「はい、優秀なプログラマーです‥
ところで櫻井さん、社長は居られますか?」


社長付きなら、櫻井さんに聞けだよこれは‥



「えっ、社長?
あ、うん社長室に居る」


「そうですか‥
堀之内部長から社長室にと言われているので、あまり遅くなるのは‥‥」


「あーごめん‥
俺達みたいな秘書と違って、あまり抜け出せないよね‥
社長居るから案内するよ」


「ありがとうございます」


本当は要らないんだけど‥とは言えないのが、1社員の痛いところかな?



"コンコン"



「社長、システム課からです」


「ああ、入って良い‥」


「失礼します」


櫻井さんも、こういう時は、ちゃんと秘書してるんだ‥
って、当たり前だよね。



「失礼します‥
堀之内部長から、書類を社長室に持って行くように言われました」


「あ‥ああ、目を通すからデスクに置いてくれ‥」


「はい・・・」


一瞬驚き顔だったけど、本当に一瞬で戻した‥
やっぱり社長してる時は、言葉使いまで違う。


置いた書類に目を通して、社長は少し渋い顔?



「・・櫻井・・」


「はい」


「少し席を外せ‥」


「分かりました」


えっ?
櫻井さんを外して‥どうなっているんだろう??



「・・・
やれやれ、五月蝿いのが行ったか・・」


「あの・・・?」


「書類見るか?
一番最後に面白いメッセージ付きだ」


「???」


受け取って、一番最後を見たら‥‥



"うちの新人宜しく"


と、多分堀之内部長の文字・・・



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