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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第9章 本社内はトラブルだらけ

遠藤さんが言ったように、毎日遠藤さんがサポートしてくれる訳じゃない‥
紀永が気を回して、出来る限り遠藤さんを本社に回してくれてはいるんだけど‥‥
遠藤さんは紀永の第1秘書で、秘書課部長という立場だもん、そんなに私に付いていられないでしょう?
実際、仕事的に言えば、私や紀永より多忙を極め、早乙女邸から本社と采配する事も多々。
本人はああして顔色1つ変えないでこなしているけれど‥
普通の秘書だったら、仕事量に押し潰されるラインだと思う。
(早乙女邸の秘書全員仕事が、量は多めだから‥)
遠藤さんだけじゃ無い、あの少ない人数で本社・子会社・系列と、クラスターグループ全てを管理カバーしているんだから、個人個人の仕事は激多忙。
だから、遠藤さんが一色さんと言った時、やんわりと断った‥
一色さんも忙しいもの・・・
(さて今日は?
・・・ってあれ??)
今日の連絡は社長からだけど、待ての指示‥
なにかあったのかな?
「どうしよう‥」
定時は過ぎているから、何時までもシステム課には居られない‥
何処で待とう‥適等に時間が潰れる場所‥‥
(うーん‥‥
あっ!お父さんが居た!!)
システム課フロアーの隅の、喫煙所と休憩スペース!
うん、あの場所ならもう人は殆ど来ないし、椅子とか自販機とかあるから待ちやすい。
何時も通りに、お疲れ様でしたーと声を掛けて、倉原父が居た喫煙所の方へ‥
とりあえず、社長から連絡があるまで、私は待つしか手はなさそうだから。
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