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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第10章 ホテルで鉢合わせ?



判断基準がこれって‥
高校時代の私って、どういうイメージ??


いや、かなり色々やってたかな、嫌なもんは嫌と‥彼奴以外は‥



「良かった‥
米国留学に、クラスター本社入社って聞いて、少し距離離されたと思った」


「そんな訳無いでしょう‥
そりゃ多少は、早乙女の力を借りたかも知れないけど、留学も本社入社も私の意志だもん」


「意外に頑固だもんね美紀は‥」


「頑固‥
桜だって、1人で夢を叶えたじゃない‥
そっちの方が凄いよ」


「私かぁ‥
マネージャーになりたくて、必死に勉強してるけど、なかなか上手くいかないかなぁー
ほら、勉強って苦手だから」


「桜だったら大丈夫だよ、絶対マネージャーになれるから‥
諦めないもんね桜‥‥」


桜は桜で頑張ってる‥
高校時代あれだけ勉強がって言っていたのに、マネージャーに上がりたい一心で、必死で勉強しているんだから。


私‥こんなフラフラじゃ駄目だなぁ‥
思いっ切り桜に負けてるし‥‥



「諦めないよ、せっかくクラスター系に就職出来たんだもん‥
このホテルで、もう少し上に行ってやるんだ、そうしたら早乙女のお嬢様の美紀と、タメで話せるようになる」


「桜・・・・・」


「今の私‥見たでしょう?
会長が来たって騒いであの状態、まだフロアー担当なだけで実績が無いからね‥
だからマネージャーくらいになって、誰にも文句を言われない立場になりたいの・・」


「そっか‥‥
私より桜の方がしっかりしてる、私の方なんて振り回されてフラフラだもん、桜くらいしっかりしなきゃ‥‥」


「美紀が?
私より、しっかりしてるじゃん」



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