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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第10章 ホテルで鉢合わせ?
「周りが強力過ぎて、私なんて全然‥
やっぱり社会って大変だわ」
「だよねぇー
美紀も私もまだまだみたい‥」
私も桜が座っている椅子の半分に座り、背中を桜に付ける。
「何時になったら、一人前になれるんだろうね・・・」
「ホント‥
後何年掛かるんだろう・・・」
「「・・・ぷっ・・・」」
桜と話し、つい笑ってしまって、先ほどの緊張感が解れたみたい‥
やっぱり桜だよね、こういうのって、親友同士一番リラックス出来るもん。
「ねぇ美紀‥あれ‥‥」
「えっ?」
「ラウンジの向こうに立っている人、お屋敷に居た人だよね?」
「・・・あ・・・」
桜に言われて、向こうを見てみたら‥
一応影に隠れているけど、遠藤さんの姿がある。
ホテル内でも心配されるんだ‥
本当に過保護っ!
「はぁ‥
少しはゆっくり話をさせて欲しいよ‥
桜に迷惑が掛かったら悪いから行くわ」
「今度は、ホテルの外で会いたいな美紀?」
「そだね、都合が付けば良いんだけど‥」
「シフト出来たらメールに入れるよ?」
「お願い‥
後は私が合わせるから、じゃあね桜」
立ち上がり、名残惜しいけど手を振りながら桜と別れ、隠れて居る遠藤さんと合流。
「・・
お邪魔してしまいましたか?」
「良いよ、心配してくれたっ分かっているから‥
それで、最上階の特別室に行けば良いんだよね?」
「はい‥
手持ちの会員証を、エレベーターのスキャニングへ‥それで勝手に最上階まで動きますので‥‥」
「分かった」
遠藤さんに言われた通り、エレベーターに乗って、持っている会員証を通したら、エレベーターは最上階へと登って行く。
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