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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第10章 ホテルで鉢合わせ?
最上階に登れば扉は1つだけ、そういえば紀永が専用で使っているって言っていた。
ホテルの最上階を独占‥
クラスター系なのと、紀永だから出来る事だよ、普通こんな事なんて出来ないし、しないと思う。
ガチャっと扉を開ければ、凄く広い空間‥
そんな中、紀永はソファーとラグが引いている場所で、スーツの上着だけ脱いで、ゆっくりと寛いでいた。
「話‥終わったのかい?」
「うん‥
途中で遠藤さんに気付かれたけど‥‥」
「ああ・・
心配して見に行ったようだ、お邪魔したかな?」
「そんな事は無いよ‥
結構話したし、桜だって仕事中だったもの‥
あまり長々引き止めてもね」
紀永が座るラグ‥
その隣に、ちょこんと座った。
「・・・
少しは気分が晴れたかな?」
「えっ‥
・・うん、かなり落ち着いたかも‥‥」
「それは良かった‥
1日色々あったからね、それに美紀が友達と話す事は、殆ど無い‥
彼女は知っているから話やすいのだろう?」
「桜だから‥
倉原ならともかく、今の私じゃ桜しか居ない‥
シフト制で、なかなか会えないのが痛いけど、その内に空き時間合わせようかな?」
「その方が良いよ‥
親友は簡単に出来るものではないからね、また屋敷に連れて来ても良いんだよ」
「うーん‥
屋敷だと紀永がね‥」
「私?」
あれ?
忘れちゃったかな??
桜が、紀永のあまりにもの変わりっぷりに、大慌てした事・・
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