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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第10章 ホテルで鉢合わせ?



沢山ある中から、一番着やすそうな、軽めのワンピースをチョイス‥
シャワーを使いたかったけど、夕食を頼んだと紀永が言っていたから、髪を下ろすだけに留めた。



「・・・
これって、また遠藤さん??」


「似合うね‥
今回ばかりは私も共犯かな?
ネットとカタログを駆使して、私と遠藤で選んだんだよ」


「・・・紀永まで‥
ホテル内だから分かるけど、ブランド品ばかり‥‥」


服から宝飾品、化粧道具と全て用意されていて、簡単なパーティーくらいなら、参加可能な程度には用意されてあった。



「Little Witchの仕事もあるから、何処からでも対応出来る方が便利だよね?」


「・・確かに・・」


うーん流石、そこまで考えて揃えているんだ‥
此処にある物なら、向こうの仕事も出来るよ、本当に紀永には適わないなぁ‥



"プルッ‥プルッ‥"



あ‥内線‥‥


紀永が取って、納得した言葉を言って内線を切った。



「夕食を運んで来たようだ‥
向こうのダイニングにセッティング済みだそうだし食べようか」


「うん」


そういう仕組みなんだ‥
こっちには来ないで、別部屋のダイニングにスタッフを入れてセッティング‥‥
1フロアーまるまるだから出来る事だよ。



「・・というより広い・・」


「まあ仕事として使う事もあるから、会議室に予備のゲストルーム、それに客見せ用のオープンキッチンも付いているんだ」


「仕事半分なんだね」


「ああ・・
だが、さっき居た場所は、本当のプライベート用‥
メインリビングとベッドルームが2つ、後は仕事用に1室のみ」



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