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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第10章 ホテルで鉢合わせ?
「葉山は今でも嫌がるが、一番運転が上手いのが遠藤‥
何を運転させても、簡単に乗りこなすし、国際免許所持だから海外でも困らない」
「確かに・・・」
紀永の車の殆どを運転するし、米国でロールスロイスを運転した事も‥
もしかして、遠藤さんも車好き??
そんな紀永の趣味の話をしている内に、ダイニングに到着‥
仕事用と言っていただけあり、ダイニングは何人入れるのかっていう広さ。
「これで2人‥‥」
「向こうの方が良かったかな?
ただ、美紀が何時来るか分からなかったから、こちらにしたのだが‥」
「あ‥ごめんなさい、食べられれば此処でも大丈夫だよ紀永」
私が桜に会いに行ったから、気を使われた訳だし、もう食べられたら場所は問わない。
「いただきますー
意外に和食」
「最近夕食は和食が多かったから、つい和食と頼んでしまった」
「うん、和食中心だよね、私は好きだけど‥」
和食は和食でも和食懐石‥
これも好きだよ、たまにゆーさんが作ってくれるし‥‥
「米国でも和食だったみたいだね?」
「うん‥
外がああだったから、なるべく家では和食が良かったの‥
やっぱり和食の方が落ち着くのかな?」
「日本人だからね、落ち着いて当たり前」
「そうだよね・・」
生湯葉を食べながら、ついつい紀永の日本人発言に納得‥
ゆーさんに随分と和食を作って貰った、特に肉じゃがとか家庭料理。
また肉じゃが食べたいな‥
肉じゃがというより、ゆーさんの家庭料理が食べたい。
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