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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの
そう‥クラスター社の休日は、東京の米国大使館で大使との会食予定が入っているんだけど、これがまた大問題。
今の大使はメイ・エアハートと言って、結構な日本贔屓の女性‥
なんだけど・・・
(はぁ‥
今回はどうやって逃げよう・・)
私がこう思う理由は大使にあり‥
直接見た方が、話が早いよこれ。
"コンコン・・・"
「失礼します大使‥
本日はわざわざお呼び下さり、ありがとうございま‥‥す?」
「きゃー!
来たわねLittle Witchちゃん!!」
「・・・・・」
米国では普通だけど、大使自ら私に向かって来て強烈ハグ・・・
そうなの‥
メイ大使って、女性に対しては感情の起伏が激しいタイプ‥‥
前に‥オリバーさんが大使に会ったらしいんだけど、チラ見1つで終わらされたとか・・
悪い意味じゃ無くて、可愛がってくれてるのも知ってるけど‥
米国独特の大げさというのかな? とにかく私が大使館に来ると、毎回こんな感じ。
「今日はね、英国式のメニューなのよ‥
Little Witchちゃんは、英国式は好きかしら?」
「はい、ブランチは好きです‥
ゆっくりお話しましょうメイ大使?」
「ええー
それに合わせたい方も居るの‥
在日フランス大使とイギリス大使、それにイタリア大使も来る予定、みんな噂のLittle Witchに会いたがっているのよ」
「私などまだまだです、メイ大使には適いませんから」
「くすくす‥
可愛い事を言ってくれるわ、だから大好きよ」
ご機嫌の大使をよそに、私の方はハイテンションに多少引き気味‥
日本に居ると、こう感情の起伏が激しい人って少ないから、合わせるのが大変なのよね。
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